
Oura Ring Gen4 実機レビュー|最新第4世代の進化を徹底検証
Oura Ring Gen4の総合評価
「Oura Ringに月額料金を払う価値はあるの?」
正直、私も最初はそう思っていました。でも、Gen3を使っていた友人が「睡眠の質が変わった」と言うのを聞いて、思い切ってGen4を購入。結果、今では手放せない相棒になっています。
2024年10月に発売されたOura Ring Gen4(第4世代)は、前世代から大幅に進化しました。特にバッテリー持続時間が最長8日間に延長、センサー精度も向上しています。月額サブスクリプション(699円)は引き続き必要ですが、その価値はさらに高まっています。
- 睡眠の質を本気で改善したい
- 詳細な健康データ分析を求める
- AIによるパーソナライズされたアドバイスが欲しい
- 洗練されたデザインを重視する
- 月額料金を払う価値を理解できる
製品スペックと特徴
- 価格: 54,900円〜(サイズ・カラーによる)
- サブスク: 月額699円(年額7,000円程度)
- 重量: 3.3〜5.2g(Gen3より軽量化)
- バッテリー: 最長8日間(Gen3から1日延長)
- 防水性能: 10ATM(水泳OK)
- 素材: チタン製
- カラー: シルバー、ブラック、ゴールド、ステルス、ローズゴールド(新色)
- サイズ: 4〜15(サイズ展開拡大)
Gen4の新機能と5つの進化ポイント
1. スマートセンシング機能の搭載
- 睡眠ステージ: レム・深い・浅い睡眠を正確に分類
- 睡眠効率: ベッドにいる時間vs実際の睡眠時間
- 睡眠の安定性: 中途覚醒の回数と時間
- 睡眠潜時: 入眠までの時間
- 回復度: HRVと体温から算出
Gen4では新たにスマートセンシング機能が搭載され、センサーの稼働を最適化。これによりバッテリー持続時間が向上し、睡眠ステージの判定精度は95%以上に達しました。
毎朝疲れが取れてない感じがするんですが、睡眠の質って本当に測れるんですか?
私も半信半疑でしたが、実際にデータを見て驚きました!「昨日は深い睡眠が少ない」と表示された日は、確かに体がだるいんです。データを見て生活習慣を改善したら、朝の目覚めが全然違いますよ!
2. アルゴリズムの大幅改善
新アルゴリズムの成果
- 日中のストレス検出精度: 40%向上
- 活動量の自動認識: 18種類の運動を自動判別
- 心拍変動解析: より詳細なストレスレベル測定
- 体温予測精度: ±0.05℃の高精度を実現
3. バッテリー持続時間の大幅改善
Gen3では最大7日間だったバッテリーが、Gen4では最長8日間に延長。実使用でも安定して6.5〜7.5日持続します。
「たった1日の延長?」と思うかもしれませんが、この1日が大きいんです!週末の旅行で充電器を持ち歩く必要がなくなりました。
機能 | Gen3 | Gen4 | 改善率 |
---|---|---|---|
バッテリー持続 | 最大7日 | 最長8日 | +14% |
睡眠分析精度 | 90% | 95%以上 | +5% |
重量 | 4-6g | 3.3-5.2g | -18% |
センサー数 | 7個 | 8個 | +14% |
メモリ容量 | 16MB | 32MB | +100% |
4. 新センサーの追加と配置最適化
- 赤外線センサー: より正確な体温測定
- 緑色LED: 血中酸素濃度の精度向上
- 加速度センサー: 18種類の運動を自動認識
- センサー配置: 指の内側全体に最適配置
- メモリ増設: 32MBでより長期間のデータ保存
5. サイズ展開の拡大と装着感の向上
Gen4ではサイズ4〜15まで展開が拡大し、より多くの人にフィット。また、内側のセンサー部分がフラットになり、装着感がさらに向上しました。
Gen4でも残る課題点
-
サブスクリプションが必須
- 月額699円は引き続き必要
- 無料期間は1ヶ月のみ(Gen3の6ヶ月から短縮)
-
価格がさらに上昇
- Gen3より約3,000円高い
- 初期投資がさらに高額に
-
運動記録の自動化は不完全
- 18種類の運動を認識するが、精度は発展途上
- ワークアウト特化デバイスには及ばない
-
旧モデルからの移行
- Gen3からのデータ移行は可能だが手間がかかる
Gen4のバッテリーテスト結果
使用状況 | Gen3 | Gen4 | 充電時間 |
---|---|---|---|
通常使用 | 6日 | 7.5日 | 60分 |
省電力モード | 7日 | 8.5日 | 60分 |
頻繁な同期 | 5日 | 6.5日 | 60分 |
スマートセンシングON | — | 7日 | 60分 |
サブスクリプションの価値判断
有料プランで使える機能
コストパフォーマンス分析
月額700円程度の価値はあるか?
個人的な結論:月額699円の価値は、Gen4の進化を考慮すると十分にあり。ただし、サブスクが嫌ならRingConn Gen 2、Gen3の中古も選択肢。
他モデルとの比較
メリット・デメリット
👍 メリット
- 業界最高レベルの睡眠分析精度
- 充実したAIコーチング機能
- 洗練されたデザインと装着感
- 女性の健康管理機能が充実
- アプリのUI/UXが優秀
- 長期データ分析が秀逸
👎 デメリット
- 月額サブスクリプションが必須
- 初期投資が高額(5万円程度以上)
- バッテリー持続は平均的
- 運動記録機能が弱い
- 修理・交換費用が高い
Gen3からGen4への移行価値
- バッテリー: 1日以上の延長は大きい
- 精度向上: 特に日中のデータが正確に
- 軽量化: 最大約18%軽くなった
- 新機能: 18種類の運動自動認識
- 将来性: 今後のアップデートも期待できる
アプリの使い勝手
良い点
- 直感的で美しいUI
- データの可視化が秀逸
- 日本語対応が完璧
- Apple Health/Google Fit連携
改善希望点
- ウィジェットの種類が少ない
- 通知のカスタマイズ性
- 家族共有機能がない
購入ガイドとお得な買い方
Oura Ring Gen4購入の流れ
お得な購入タイミング
- ブラックフライデー(20%OFF)
- 年始セール(15%OFF)
- プライムデー(10-15%OFF)
購入前に知っておきたいデメリット
- 月額699円はずっと続く - 年間8,388円の固定費
- 初期費用が高い - 本体代金のみで5万円超
- サブスクを止めると機能制限 - 基本機能しか使えない
- iPhoneでも一部機能制限 - Androidがメイン想定
私はこれらのデメリットを理解した上で購入しましたが、後悔はしていません。ただ、「とりあえず買ってみよう」という気持ちではおすすめしません。
まとめ:Oura Ring Gen4は買いか?
- 睡眠の質を科学的に改善したい
- 月額700円程度の価値を理解できる
- 長期的な健康管理を重視
- データ分析が好き
- デザイン性も重要
- サブスク料金を払いたくない→RingConn Gen 2
- スポーツ機能重視→Amazfit Helio Ring
- 予算3万円台→SOXAI RING
Oura Ring Gen4は、スマートリングの現時点での到達点です。Gen3からの進化は地味に見えるかもしれませんが、実用面での改善は確実。特にバッテリー持続時間の向上は、毎日の使い勝手を大きく向上させます。
私がOura Ringを使い始めて一番変わったのは、「自分の体を大切にする意識」です。毎朝のReadinessスコアを見て、「今日は無理せず早く寝よう」とか「体調良いから運動しよう」と、自然と健康的な選択ができるようになりました。
月額699円は確かに安くはありません。でも、缶コーヒー2本分の料金で、24時間365日、あなたの健康を見守ってくれる相棒が手に入ると考えれば、その価値は十分にあると私は思います。
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